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コロナと専門職とre-skill(学び直し)

就職・転職難とDXの加速がもたらすもの

コロナによる景況悪化で、リストラや就職・転職難が加速していますね。

氷河期世代救済にコロナの壁 政府「正規雇用30万人目標」も冷え込む求人
(SankeiBiz)

https://www.sankeibiz.jp/workstyle/news/210111/ecd2101110634002-n1.htm

大量リストラが前倒しされる恐れ…3社に1社が「1年以内に雇用維持できなくなる」
(PRESIDENT Online)

https://president.jp/articles/-/42280?page=1

 

ですが、コロナがもたらしたのは景況悪化だけではありません。

良い面で言うと

2020年は大企業を中心にリモートワークが広く浸透し、DX(デジタルトランスフォーメーション)が一気に進みました。

法関連の話題でいうと、一番はやはり電子署名でしょうか。

管轄省庁により数ヶ月の間に次々と通達文章が出され、電子署名の解釈がどんどん変化していきました。

結果として取締役会議事録に使える民間の電子認証企業の数が増え、利便性はだいぶ高まりましたねー。

企業の採用人口減少やリストラ。

DXの加速。

こんな状況もあって、多くの社会人が自身のスキルを構築し直す『Re-skill』という言葉が注目されつつあります。

中でも、社会人向けシステムエンジニアリング関係のスクールが活発です。

ヨーロッパのどこかの国では、失業者たちに公費でRe-skillを行い、その後の就職までサポートするという政策を行っているというニュースを耳にしました。

日本でも失業保険を使うとスキルアップのための研修受講費用が助成されるので、

今後はエンジニアリング部門で働く人たちが増えるんでしょうね。

今システムエンジニアってほんとに人手不足だし、他の業種と比べてびっくりするほど高給!(山崎の周辺調べによる。)

私自身も学んでみたいと思っています。

re-skillは専門職には関係ないこと?

さて、このre-skill(学び直し)の話は

一見、司法書士などの独立専門職には関係ないように思われますが、実はそんなこともないかもしれません。

DXが進む社会になるということは

契約書も、行政への各種申請も、登記も、裁判もデジタル化していくということ。

いわゆる『代書屋さん』に徹していたままでは、業界的に仕事は鈍減していくのは間違いないでしょう。

(自分が死ぬまでの間だけ食べていければいいやーという方は、なんとか持つかもしれませんけど。)

特に、現代は知のオープンソース化が良しとされる傾向があり、

インターネット上の情報も、昔に比べるとずいぶん質の良いものが無料で手に入るようになってきている感覚があります。

これもすごくいいことなんですけどね。

だけどそうすると、専門職の専門職たる所以はどういうところになっていくんでしょう・・・?と思うわけです。

リモート社会になっても消えないコミュニケーションの需要

今まで(コロナ前まで)のhoahoaであれば、

ここでコミュニケーションの重要性を解き、ただの手続き専門家ではなくて対人支援のプロフェッショナルになろう!

・・・と結論付けていたところでした(笑)

しかし社会は様変わりし、

私たちが最も得意としていた『対面での対人支援コミュニケーションスキル』がそのままでは通じない状況になってしまいました。

 

これから先の社会で私たちが学んで、身につけていかなくてはいけないのは

『オンラインを前提とした社会における』対人支援コミュニケーションスキルです。

直接対面できない中で
音声のみ、または画面越しの限られた中で、

非言語はどのように現れるのか。

どうやって人と人とが信頼し合っていけるのか。

紛争状態にある当事者同士は、どのように変化していけるのか。

話し合いにはどのような力学が働き、どのようなプロセスを辿るのか。

そんなことをre-skillできて

オンライン時代の対人支援コミュニケーションスキルが身につく場所になることが

hoahoaの役割なんじゃないかなと考えています。

 

「チャットやメールで何かを伝えるって難しい・・」

「電話だともっと難しい・・」

「直接会って話せばすぐに伝わるのに、もどかしい・・」

そんなふうにオンライン時代のコミュニケーションに難儀を感じている方の役に立てるようなコンテンツを、今年は発信していきますね。

 

山崎 梨紗

 

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