6月10日18時から19時にかけて、hoaトレ60分第5回目を開催しました。
当日は、12名の方と一緒に、「オンラインMTGが変わる!ファシリテーション技術」について、考えました。今回の参加者は、何度も参加している方ばかりでしたので、とってもリラックスした雰囲気で進んでいきます。
当日の流れですが、名波さんが大切にしていることをプレゼン後、3つのグループに分かれて、ディスカッションを行い、それを全体でシェアしました。冒頭で名波さんが大切にしていること以外にも、グループディスカッション、全体シェアの中で参加者が大切にしていることが出てくることで、オンラインでのコミュニケーションで配慮することにたくさん気づくことができました。
・全員が発言できるようにする。
・発言者のバランスに気を配る。
・発言のタイミングを逃さないために、全員ミュートにしない。
・参加者の表情を気にする。
・置いてけぼりの人はいないか気にする。(オンラインでの会議は孤独です。)
・冒頭に雑談の時間を設けるようにして、雰囲気作りをする。
・時間の管理に気を配る。
・場が硬直したときには、休憩をとる、ブレイクアウトセッションを行うなどして、場を変える。
ファシリテーターは、「一人一人の様子を見つつ、会話のバランスを考えつつ、今のことをしつつ、次の展開を考えつつ、時間も気にしつつ、・・・」ととにかく考えることがたくさん!ですが、調停人としてやってきたことと共通していることもあるし、これまでの活動の中で得てきたキーワードとつながる部分もありました。
参加者はそれぞれ「強み」を持っているのだから、それを見つけて引き出すのがファシリテーターの役割。
ファシリテーターが会議をする(参加者がファシリテーターに依存する状態)のではなくて、参加者の力を借りる(参加者を自立させ、ともに考える状態)ことが必要で、そのためには、参加者を「理解すること」が大切なんだね!
これって、調停人の当事者に向き合う感覚と似てるよねー。
オンラインの会議では、対面の会議よりも、コミュニケーションをとるのによりたくさんのことに注意を向ける必要があると気づいてはいるものの、どこにどんなふうに注意を向けたらいいのか、これまできちんと考える機会がなく、よいきっかけとなりました。
今回、オンライン会議でさまざまな経験を積んでいる名波さんの思考回路に触れることで、オンライン会議のプロに近づけたに違いないと自己評価高めで、今回の報告を締めたいと思います。
(篠田貴子)