2022年7月30日10時から17時30分にかけて、群馬司法書士会かいけつおさまるADRセンターさんさん主催の「ADR研修会」において、hoahoaメンバーが講師を担当いたしました。
当日は15名のみなさんと一緒に学びあいました。
当日のスケジュールは、こんな感じ。。。
・アイスブレイク(自己紹介・共通点を探せ)
・メディエーションの概論(調停・裁判との違い、メディエーションの流れなど)
・かいけつおさまるADRセンターさんから(趣旨説明・現状報告)
・理論とスキル(win-winとニーズ、評価しないで受け止めるなど)
・ロールプレイ(役作り、ロールプレイ、振り返り)
・クールダウンタイム
はじめて、メディエーションの講義に参加された方もいらっしゃったようで、「ミュート外してください」「どんどん参加してください」という形式に戸惑われた方もいらっしゃったように思いました。
しかし、メディエーション概論で、メディエーションの流れをお伝えすると、裁判とは違う解決方法に少し驚きや疑問を感じられたようにも思いました。その後のスキル研修で、言いかえかたを一緒に学んでいくと、だんだん顔が明るくなっていくのを感じました。
ロールプレイでは、役作りを30分かけて行うため、かなり本番に近い調停を体験することができます。私が観察させていただいたグループでは、調停人さんの当事者双方から公平に話を聞こうとする姿勢により、当事者の心の揺れ(葛藤に近いかもしれません)を画面越しにも感じることができました。オンラインでも、当事者の非言語を感じながら調停を実践できると感じられました。
最後の感想では、「日常業務にも使えそう」とか「楽しかった」と前向きは発言がきかれ、充実した気持ちで講義を終えることができました。
クールダウンタイムにも半数程度の方に残っていただき、研修会ではお伝えできなかったことをお話しできて、楽しい時間となりました。
かいけつおさまるさんは、ここまでセンターで取り扱った案件が150件と、司法書士ADRセンターの中ではかなり多くの実績をお持ちだとのこと。「とりあえず、裁判の前にここで相談してみたら?」という環境が作られているようで。。。そういう環境を作ってこられ、それらの案件を受けてこられたメンバーの方、すごいなぁの一言に尽きます。
(篠田貴子)