hoaトレ60分

hoaトレ60分 第2期 第4回目開催しました!

2021年11月27日13時から14時にかけて、hoaトレ60分第2期第4回目を開催しました。

当日は、10名の方と一緒に、「相談ロールプレイ②」について、一緒に学びあいました。

今回は、これまで学んだスキルを生かして相談ロールプレイを行いました。

ロールプレイの内容は、相談者が一見すると「法律相談とは思えない相談」で、法律相談にやってきたという設定です。事前に司法書士役の方には、「①紹介である。②紹介者は司法書士の法律相談の範囲をよく知っている。③相談者には法律相談の要素があって、この場を紹介した。」という前提情報が知らされました。今回のロールプレイでは、相談者の話をよく聞いていくと、司法書士が受けられる相談(登記、相続、遺言、成年後見、140万円以下の民事事件、債務整理などいろいろありますが、それらのいくつかを含む相談でした)につながる内容でした。

振り返りの場面で、出てきたコメントで特に印象に残っているものとして、
①司法書士が相談者がきいたこと(法律相談ではなさそうに見える相談)を丁寧に答えていたら、相談者が自分の相談したいことはこれではなかったことに気づいて、本当に相談したいことを話し始めた。
②紹介者から事案をききたいと感じたとのコメントに対して、紹介者からの説明と当事者の説明で異なることがあるので、当事者からきちんと聴くことが大切。
というものがあります。
当事者の話をしっかりきいたり、しっかり向き合うことで、当事者自身が気づき、解決に向かっていくということもあると感じました。

実際の相談の中で、「この場は、法律相談で、あなたの相談はこの場でする相談ではないんだ」と怒り始めた専門家がいたという話もでました。今回のロールプレイのような相談者が来た時に、どんな対応をするだろうか。きちんと話をきいて、本人が抱えている問題を理解し、解決への道筋をつけることができるのだろうか。まだまだトレーニングが必要だと感じました。

今回の気づき

当事者にしっかりと向き合うことで、当事者自身が自分の解決を考え始める。

問題の本当の解決は、当事者にしかできない。

(篠田貴子)

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