ファシリテーター

わたしたちは、対話を活性化させるための様々な会議手法を研究し、実践を積み重ねています。

新しい会議手法を体験してみたい・導入してみたい・外部ファシリテーターを依頼したいといった相談もお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

実績

1.ワールドカフェ
~100人を超える参加者のみなさんとワールドカフェを実施した際のファシリテーターを担当しました~

2019年7月20日に神戸で開催された全青司代表者会議において、今後の司法書士制度について、ディスカッションが行われました。当団体所属の山崎梨紗、赤木智江、上垣隼人(当時全青司ADR委員会委員)が、ファシリテーターを担当しました。

100名を超えるメンバーでのディスカッションを行うのは、なかなか大変ですが、そのときに使った手法が、ワールドカフェという手法です。

この手法で、ディスカッションを行うと、まるで、参加者全員とディスカッションしているような気持ちになれますよ。

裏話をすれば、多くの参加者のいるディスカッションで進行を行うのは、実はかなり技術が必要です。すべてのテーブルで、参加者が興味をもって、議論されているのか、取り残されている人がいないのか、ファシリテーターがサポートすべきか否かなどを、瞬時に判断しながら、ディスカッションを進めていく必要があります。

多人数でのディスカッションの運営に迷われている方は、ぜひお問い合わせください。

写真は、2019年7月20日に開催された全青司代表者会議で撮影されたものです。

2.PCAGIP
~PCAGIP法による事例検討会のファシリテーターと記録係を担当しました~

2019年9月14日に盛岡で開催された全青司いわて全国研修会第5分科会第2部において、当団体所属の鹿俣貴裕、黒澤竜太、名取建治、山崎梨紗、上垣隼人、篠田貴子(当時全青司ADR委員会委員)が、ファシリテーター・記録係となり、PCAGIP法による事例検討会を行いました。

PCAGIP法は、事例提供者が孤独にならず、参加者みんなが元気になれる事例検討会の方法です。参加者の方から、「過去に同じような話をしたら、周りから責められてつらかったが、このやり方だったら元気になれる」とコメントをいただきました。

事例検討会の方法でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

写真は、2019年9月4日に開催された全青司いわて全国研修会で撮影されたものです。

3.オープンダイアローグ
~自分について話している人たちを金魚鉢の外側から見ることができる、新感覚の会議手法を約40名の方々と体験しました~

2018年9月22日に群馬県で開催された全青司ぐんま全国研修会第4分科会にて、当団体所属メンバーがオープンダイアローグのワークショップに参加しました。

オープンダイアローグは精神医療業界発生のものです。医療の専門家だけでなく、患者や家族、関係者などが集まり、開かれた対話を行っていきます。

「自分の目の前で、自分のことをみんなが話し合っている様子を目にすることで客観的になるし、自己肯定感が高まる」「エンパワメントされる」「会話に入っていきたくなる」

など、自己変容が促されたという感想を多く頂きました。また、不確かさに耐える、堂々巡りを恐れない、といった対話の訓練としても有効であると感じました。

深く話し合いたい課題があるので、いつもと違う対話の場を形成したい。
そんな方はぜひ、ご相談ください。

写真は、2018年9月22日に開催された全青司ぐんま全国研修会で撮影されたものです。

4.「対立」から「共生へ」変化するワークショップ
~自分の思い込みを知ることで他者との関係性やコミュニケーションを考えるワークショップを実践しました~

2016年8月27日に横浜市で開催された全青司主催の第45回かながわ全国研修会第6分科会にて、当団体所属メンバーがU理論をもとにしたワークショップに参加しました。

冒頭の講義で、起こっている問題には、ジグソーパズル型(ゴールに到達するための手段を論理的に分割し、実行に移せば解決できる問題、手順は相互に独立し、互いに影響を与えず、努力した分だけ解決に向けた前進が図れる)とルービックキューブ型(問題要素が複雑に絡み合っているため、ゴールを思い描き、実行しても、その行動が必ずしも前進にならないような問題。問題解決により分業しても、互いに影響し合うため、一方の前進が他方の後退を招き得る)があり、現代の問題は、ルービックキューブ型の問題が多いということが分かりました。

このルービックキューブ型の問題では、問題解決者自身が問題の一部(当事者)と化しており、問題を引き起こす原因そのものとなっている。つまり、問題解決のためには自分自身の変容が必要であることが分かりました。

そこで、自分の癖や思い込みを知ることで、問題解決に変化をもたらすことが分かりました。それを知るワークを実践しました。

そして、相談スタイルを変化させることで、依頼者にどのような変化がみられるのかをみんなで観察しました。
依頼者(相手)は何も変わっていないのに、自分が変わることで、こんなにも変化をもたらすことができるのかととても驚いた結果でした。一番驚いていたのは、相談者役をやってくれた人かも?

写真は、2016年8月27日に開催された第45回全青司かながわ全国研修会で撮影されたものです。当時は、全青司ADR委員会委員として参加しています。